極楽も 地獄も 先は 有明の月の心に かかる雲かな

ごくらくも じごくもさきは ありあけの つきのこころに かかるくもかな

極楽も 地獄も 先は 有明の月の心に かかる雲かな

ごくらくも じごくもさきは ありあけの つきのこころに かかるくもかな
極楽も地獄も、実体として外にあるものではなく、感情の動きによって見え方が変わるという教え。一休は自分の心を有明の月のように悟り澄んでいるとしながら、死を前にしては、感情に動かされて曇ってしまうかもしれない。その「曇り(迷い)」こそが人間であるという、剥き出しの真実を詠んでいる。
悲しみ生き方・将来無常・変化